2014年6月6日金曜日

レッドウイング オールソール交換

皆様こんにちは。
西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!

今日も激しく雨ですね。
雨という事もあり、心が油断していたのか、サツマイモをほおばった途端にお客様がいらして、ゴフッっとなりました。
お心当たりのあるお客様、すみません(笑)
漫画のような本当の話です(笑)。


さて。
そんな事はさておき。

今日はこちらのブーツ。
格好良いですね。
こういう革っぽい革のブーツは、やはりグッときます。
で、こちらの底はと言うと。
こんな感じのデッキシューズに使われるスペリーソール。
ちょっと意外です。
この靴底の、細かい波型の切込みが、濡れた船のデッキでも滑りにくい形なんだそうです。
残念ながら、私、デッキが滑るかを意識して、船に乗ったことがないので、どの程度滑りにくいのかなんともいえませんが、デッキシューズといえば、このスペリーソールです。
ちなみに、デッキシューズのメーカー『トップサイダー』の創業者のポールスペリーさんの名前を取ったそうですよ。

で、濡れたデッキでもすべりにくい、スペリーソール。
デメリットは磨耗に対して強くない点かと思われます。
ドライビングシューズしかり、デッキシューズしかり、基本的にアスファルトの上をガンガン歩く仕様ではありません。
履き心地は良いけれど、底がすぐに減ってしまうなんてことも。

そこで、今回は。
元々合ったカカト含めて全体を薄く削ってしまいます。

底から見るとこんな感じ。
ソールをぐるっと一週縫ってあったのですが、カカトの部分だけは糸も一緒に削ってしまいました。
カカトの厚みが高くなっている分、どうしても前側と同じ高さにすると糸が切れていしまいます。
前の方に関しては、糸を切らないギリギリまで削っています。

そして、糸を切ってしまった、カカトの部分に関しては、革靴同様にゴムの部分を釘で打って剥がれないように固定します。
通常の革靴ですと、こういった使用が多いです。
アメリカのメーカーだと360度縫ってあるものも多いですね。

そして、今回はこんな感じで、ビブラム4014をドスンと圧着して、回りのはみ出し部分を削ります。

そうすると、こんな感じに仕上がりました。
ビブラム4014は、クッション性もあり、厚みの割りに軽く、それでいて、スポンジのソールに比べると磨耗にも強いという事で、今回はこちらを採用しました。
見た目にも格好良い雰囲気を残せているかと思います!

こちらのお修理、9720円。
お時間、通常1週間程度いただきます。

まさに、これでガシガシ履いていただけるかと思います!!

ちょっと厚めに、より滑りにくく、カツカツ音がしないようになどなど、お気軽にご相談ください。
できるだけ、そうなりにくい素材をご用意いたします。

話は変わりますが、こんなお天気が続きますね。
そんな時には。

左が防水スプレー 1620円
中央防水スプレーミニ 864円
右がスエード用、防水&栄養スプレー 1620円

と、なります!
正直なところミニはすぐ無くなっちゃうので、大きいほうがお勧めです。
あと、スエード用のスプレー。
これ非常に優れものです、防水効果も非常に高いですが、それに加えて、スエードに栄養が与えられます。
つるっとした革ならクリームで栄養を入れられますが、スエードはそのまま、放ったらかしになりがちですよね?
シューッっとかけるだけで、万事解決万事オッケーです!!

それでも、染みになってしまったときは、お気軽にdoekまでお持込ください!!
雨の染みも綺麗にできますよ!!

それでは、皆様のご来店、こころよりお待ち申し上げております!!