2014年6月5日木曜日

パンプスのつま先が削れてしまったら。パンプス染め直し。

皆様こんにちは。
西武新宿線、井荻駅南口の靴とバッグの修理店doekです!!
井荻駅南口を出ていただいて、右へ。
みずほ銀行のATMの角を環八側道沿いに左へ。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekでございます!!
見逃すことは無いかと思うのですが、小さなお店ですのでお気をつけください(笑)。

いよいよ、梅雨入りしてしまいましたね。
例年通りだと七月上旬までジメジメッとするかと思いますが、その分当店元気に営業いたします!!
皆様のご来店心よりお待ち申し上げております!


さて。
今日はこちら。
グレーのパンプスですね。
こちらのパンプス、どうなってしまったかと言うと。
ザリッとつま先が削れてしまいました。
そんなに履かれた印象もないので、ショックだったであろう事が目に浮かびます。

とはいえ、これを完璧に直すのは正直なところ、ちょっと難しいかも知れないです。
できる限り頑張らせていただくと、お客様にお伝えしてお預かりします。

まずは、このザリザリしてしまった部分をできるだけフラットにならします。
大きな剥がれているところは、ハサミでカットして、目の細かいヤスリで、できるだけ凹凸をなくします。
そして・・・

革用のパテ的なもので・・・パテ的というか、パテですね(笑)。
革用のパテで傷を埋めつつさらに、できる限りフラットにして生きます。

そして、こんな感じでできる限り近い色を作り、傷の部分を着色していきます。
甘いたれと、辛口のたれと、レモン汁が入れられそうなお皿で慎重に色を作ります。
ここが、勝負といっても過言ではありません。
できる限り、できる限り近づけていきます。

そして、薄く薄く、重ね塗りをして違和感のない色に仕上げていきます。

で、着色だけではツヤ感などもあるので、着色後トップコートを塗ります。

だいぶ分からなくなっていると思いませんか!??
若干の凹凸はあるものの、白く削れた部分がわからなくなっただけでも、だいぶ違います。

そして、しっかり乾燥させて、エナメル用のクリーナーで磨くとこんな感じ。
よっぽど見ないと、大きな傷があったとは思えない仕上がりです!!
・・・まあ、ちょっと手にとって見たら分かってしまうかも知れませんが・・・(笑)。

仕上がると、こんな感じ。
このくらいの距離感になると、ほとんど分からないと思いませんか!?
という事は履いて歩いていたら、まず分からないのではと思います。

こちらのお修理、顔料による部分補色で2160円いただいております。
両足のつま先部分を捕色しております。
期間が、概ね1週間いただきます。

傷の部分だけ捕色して、完全にわからないのがベストなのですが、やはり若干の色のぶれ、ツヤ感の違いがあるので、今回はつま先の色が濃くなっている革の部分を塗りなおしました。
傷の部分はしっかり。
それ以外の元々の部分はごく軽くといった感じです。

全開は黒のエナメルの傷補修をしましたが、今回は薄い色だったので、より分かりやすいかと思います。
靴の状態に合わせた、修正方法をご案内いたします。
是非お気軽にご相談くださいね!!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!