2014年6月29日日曜日

カカトの履き口が破れる。カカト補強。

皆様こんにちは。
西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです。
井荻駅南口を出て、右へ。
みずほ銀行のATMの角を環八側道沿いに左へ曲がります。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekとなります。
井荻陸橋の下あたりになります。
皆様のご来店、お待ち申し上げております!!!

ここの所、肩凝りと腰痛がひどいです。。。
気候のせいでしょうか?熱くなったり涼しかったり、ジメジメしたりと、なんだか調子が良くない日が続きます。
からっと晴れたら直るというわけでもないとは思いますが、何とかして欲しいものです。
皆様、くれぐれも体調崩さないようお気をつけください。


さて。
今日ご紹介するのはこちら!!
 こちらの靴ですね。
革のスニーカー?になります。
どうなってしまったかというと。
 カカトの履き口の部分が、擦り切れて破れてしまいました。
履けなくはないのですが、見た目に良くないですよね。
で、ここを直して欲しいとの事でしたが、できればクッションを入れて、ちょっとフカフカっとさせて欲しいとの事。
そこで。
 こんな感じの、4ミリ程度あるスポンジを用意します。
で、これを。
 ・・・ちょっと写真を撮るために、ぷっと当てたら、ひん曲がっていました。
接着するときは、ちゃんと中央に来るように接着しております(笑)。
で、このスポンジをくるむような感じで革を当てます。

 外側の革のラインに合わせて、カカトの内側までぐるっと巻き込みます。
まずは、上の写真のような感じで外側を合わせて貼ります。

で、内側にぐるっと巻き込んで、スポンジごと接着するとこんな感じに。
ぱっと見、良さそうですね(笑)。

 そして、貼り付けた革の端の部分を縫っていきます。

 内側はこんな感じ。
で、赤矢印の部分、革に切り込みを入れて重ねてあるのがお分かりになるでしょうか?
どうしても、外側からぐるっと一枚の革で包むと、外径と内径の差が出てしまい、内側に大きく皺がよってしまいます。
かといって、元々の作りのように、外側と内側の革を別々に用意して、作ることも可能なのですが、長さをピッタリ合わせるほど、正確に型紙をとる事ができない様な気がします。
特に、今回は間にスポンジを挟み、厚みが出るので、融通の利かせやすい、切込みを入れて重ねる方法を取りました。

 そして、縫った下の余っている革をきれいにカットするとこんな感じになります。
実際のところ、切り込みはほとんど目立たないかと思います。

履き口にクッションも入ったので、これでまた履きやすくなったのではないかと思います。

こちらのお修理3240円いただきました。
期間は、3日程度いただきます。

それ以外の部分はまだまだ、なんとも無いので直してあげるとまた長く履けるかと思います。
靴やバッグ、捨てる前に直せないかなと、ちょっと考えてみてくださいね!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております。