2014年5月11日日曜日

バッグの角が擦り切れたら。

皆様こんにちは!!
西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!
井荻駅南口を出て、右へ。
みずほ銀行のATMの角を環八側道沿いに左へ。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekです!!
水曜日が定休日となっており、10時~20時まで営業しております!!!


さて。
今日はさくっと本題に。
こういった感じになってしまいました。
こんな感じで、バッグの角の革が擦り切れて、中から白いプラスチックのパイプが出てきてしまっています。
これ実は、非常に多いです。
この、革でパイプを巻いたものがバッグの縫い目に挟みこんであると、角の丸みが、すごく綺麗にでて、バッグの仕上がりがきれいに見えます。
ですが、薄い革の中に、プラスチックが入っているので、どうしても擦れやすくなってしまいます。

そんな時はまず・・・
バッグの角をほどきーの
パイピングだけはずしーの
とつぎーの
・・・
・・・
・・・すみません、ふざけました。


で、この革のすれて無くなってしまっている部分を厚みに違和感をなくす為少し足します。

白いプラスチックのパーツが見えなくなりました。
ちょっとわかりにくいですが、薄い革を貼ってあります。

そして、今度は少し広い範囲に上から革を被せます。
このとき、先ほどの薄い革を貼ってくぼみを埋めておかないと、自然なラインが出なくなってしまいます。
で、バッグ自体をぐるっとひっくり返して、裏地側を表にしたのがこういった形です。
ちょっとドキドキするビジュアルですが、基本的にはバッグはひっくり返して作っているので、どうって事ありません(笑)。
で、裏地の底部分を開けて、先ほどほどいたバッグの角を縫っていきます。
修理で使われる八方ミシン、当店のものは、足踏みの台もモーターも付いていないので、片手はハンドルを回さないと縫えません。
ですので、縫うときバッグを押さえるのは左手のみ。
なかなか、慣れたとはいえ難しいです。
自宅のミシンで縫うのも一つですが、極力店頭で作業していきます。
そして、忘れず開けた裏地も締めなおします。
そうすると・・・・
こんな感じで仕上がります。
手に取らなければ違和感ないかと思います。
こんな感じですね。
最終的に、擦れている部分に軽く色も入れるのでほとんどわからなくなりました。

こちらのお修理、1ケ所2160円、お時間が1週間程度となります。
今回は4箇所全てに革を当てたので8640円となります。
正直、非常に手間がかかってしまう分、お安くはないお修理ですが、綺麗にしあがりますよ!!
ちなみに、このくらいのボリュームのバッグで、パイピングを全体交換する場合は、12000円程度になります。

他の部分がきれいなバッグ、使わなくなってしまうのはもったいないですよね!
是非ご相談ください。
皆様のご来店心よりお待ち申し上げております!!