2014年5月4日日曜日

ビルケンシュトック修理。

皆様こんにちは!!
穏やかな、日曜日の午後。
縫い物の仕事をしていると、軽く眠くなります(笑)。
当店ゴールデンウイーク中も変わらず営業しております!!
皆様のご来店、おまちしております!!


さて。
今日はこちら。
ビルケンシュトックのボストンですね。
ドイツのフットベッドで有名な靴メーカーですね。
コルクとゴムを組み合わせた、中底が足の形に合うように整形されています。
さらに、履いていくことにより、コルク部分が個人個人の足型にフィットしくる、履き心地の良い靴かと思います。

で、こちらも、かかとの磨り減りはどうしても起こってしまいます。

幸いコルクの部分に入り込む前にお持込いただきました。
ビルケンシュトックの靴は、クッション性もあり、非常に軽い素材の靴底を使用してあります。
こちら、お時間をいただければ、正規のソール材料を仕入れることが可能です。
ご希望の方は、ご遠慮なくお申し付けください。

ですが、こちらの材料、クッション性、軽さは申し分ないのですが、若干磨耗に弱いです。
つまり、すり減りが早い素材となります。
ですので、今回は、よく磨り減ってしまうカカトの部分のみ、磨耗に強い合成ゴムの材料を取り付けていきます。


作業方法は基本的にはいつもと同じです。
まずは接着する部分を、極力まっすぐに、フラットに、スパッと削ります。
そして、こんな感じで、ゴムの材料をしっかりと接着します。
貼っただけなので、これをハサミでカットしてからグラインダーで形を整えていきます。
すると・
こんな感じですね。
スポンジ素材に比べて、ゴムは滑りづらいですし、磨耗にも強いです。
重さに関しては、スポンジよりもありますが、この部分だけゴムにしたとしても、おそらく履き心地としては気が付かない程度かと思います。
これで、この夏も安心して履くことができますね!!
こちらのお修理、会員価格、紳士靴1944円、婦人靴1458円となります。
お時間は、20分程度いただきます。

ちなみに。。。
こちら、私の私物のビルケンシュトック、ロンドン。
カカトの部分のないボストンにたいして、こちらはカカトがあるタイプになります。
2000年くらいに買っているので14年くらい履いているでしょうか。
で、靴修理屋の靴の底はどうなっているかと言うと・・・。
こんな感じでクレープソールに全面交換してあります。
クラークスのデザートブーツなどで有名ですね。
カカトとつま先も、よく見ると継ぎ足した跡が見えます。
普通に履いていると、ほぼわからないですが、わかってもそれはそれで、面白いかなと思っております。
何より、クレープソールの独特のクッション性と、スポンジに比べると磨耗に強いところが気に入っております。
問題があるとすれば、全面換えているので、グッと重くはなります。
これは、おそらく履いたらすぐわかるレベルです(笑)。

こういったカスタムもできますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください!!

それでは、皆様のご来店心よりお待ち申し上げております!!