2014年7月15日火曜日

ハンドバッグ、ハンドル部分補強。

皆様こんにちは!
西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!

今日はいくらか過ごしやすいのでしょうか??
最近だいぶ暑いのに慣れてきた気がします(笑)。

話題としては、完全に出遅れましたが、ワールドカップはドイツの優勝で終わりましたね。
世界的な、サッカーの盛り上がりは、やっぱりすごいなと、改めて思いました。
過去の大会では、オウンゴールを入れてしまった選手が、凶弾に倒れたり、今回もネイマール選手に怪我を負わせてしまった選手が、脅迫を受けたりと、穏やかでない部分もあるようですが、それでもあの盛り上がりは素晴らしいです。
当店もあのくらい、熱狂の渦を巻き起こせるよう、頑張っていこうと思っております(笑)。


さてさて。
今日はバッグのお修理です。

 ブログを書く為に写真を確認していて気が付いたのですが、このビフォー写真、バッグの裏側を撮っていました。
出来上がりのアフター写真は、ちゃんと前側を撮っているのでご了承ください(笑)。


で、どうなってしまったかというと、まず一枚目の写真がこちら。

 このバッグ、ハンドルがバッグの内側の革の部分に取り付けてあります。
ファスナーが付いている革の所ですね。
で、上の写真のような状態で使えると良いのですが、中に荷物が入ると・・・
 こんな感じで、内側の革ごと上に引っ張られて出てきてしまい、付け根の部分が千切れかかっています。
実は、このバッグ以前にも一箇所外れてしまい、直したものでしたが、違う場所がまた外れてしまいました。

同じ部分ではないとはいえ、裏に当て布を入れて縫い直すだけだと、不安だったので今回は。
こんな感じのテープを4本用意します。
これをどうするかというと。

 裏地の底の縫い目をほどいて、ハンドルの付いている位置にテープの片方をしっかりと縫い付けます。
もちろん、外から見えるほつれたところは縫いなおしてあります。


 で、テープのもう一方をこんな感じで、バッグの底の縫い目縫い付けて写真のようにします。
上の写真で見えているところは、バッグの外側の革と、裏地の間になるので、完成すると全く見えない部分になります。

こんな感じで、手紐と底部分を、テープで繋ぐことで、荷物が入ったときの重さがハンドルの付け根だけにかからず、バッグの底部分から持ち上がるので、全体的に強度が上がります。
例えば、10キロのお米の袋を持ち上げるとき、上側だけ手で持つより、下のほうに手を伸ばして抱えたほうが安定しますよね。
そんな感じです。

 で、このハンドル部分をグッと持ち上げても内側の革が持ち上がってくることがなくなりました。
これで、恐らく同じ部分に負荷がかかって千切れるという事はなくなるかと思います。

今度はちゃんと前から写真を撮ってあります(笑)。

バッグの外側から見ると、何を修理したか分からない部分ではありますが、実はすごく重要な部分となります。

型崩れや、手紐部分の破れなどでも、同じような状態のバッグを、しばしば見かけます。
おかしいなと思ったときは是非ご相談ください。

こちらのお修理、3240円いただきました。
バッグの形や、芯材によってはお値段が前後いたします。
ちょっと、特殊なお修理になりますので、その都度お見積もりさせていただきます。

お時間は、概ね1週間見ていただきます。

お気に入りのバッグでも、ここだけなんだか気になるな??なんて事があれば、お気軽にご相談くださいね!!
出来る限りの対応をさせていただきます!!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!