西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!
井荻駅南口を出ていただき、右へ。
みずほ銀行のATMの角を環八側道沿いに左へ。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekでございます!!
焼き鳥屋さんと、たこ焼き屋さんの間になっておりますので、是非お気軽にご来店ください。。
さて。
昨日、私が以前働いていた百貨店の同じ売り場にいたスタッフが遊びに来てくれました。
やっぱり、嬉しいですね、しかも暑い中、目黒区の西小山から自転車で(笑)。
帰り暑さで倒れてなければ良いのですが(笑)。
さて。。
今日ご紹介するのはこちら!
リーガルのペニーローファーになります。
ペニーローファーと言ったり、コインローファーなんて言ったりもしますね。
1950年代のアメリカの学生さんが、ローファーの甲のサドル部分の切れ込みに、1ペニーコインを挟んでいたことから、コインローファーとかペニーローファーと言われるそうですよ。
私、ローファー好きで、500円入れてみようかと思いましたが、あっという間に取り出して使いそうな予感がして止めました(笑)。
そのうち、1ペニーのコインが手に入ったらやってみようかと思います。
で、今回は写真のような感じで、靴底が剝がれてきています。
レザーソールにも穴が空いてしまっていますね。
今回は、靴底部分を全体交換していきます。
で、まずカカトを外し、靴底をはがすと・・・
こんな感じですね。
マッケイ縫いで革が一枚止めてあります。
いわゆるブラックラピッド製法ですね。
中央部分は、革をくりぬいてクッションになるスポンジを入れてありました。
良心的な作りです。
外側の穴が、アウトステッチの糸を抜いた穴で、内側の縫い糸がマッケイ縫いでアッパーに縫い付けてある糸ですね。
こんな感じで、靴の中と貫通させて縫ってあります。
そして、アッパーに縫い付けてある革に本底になる革をしっかり接着するとこんな感じ。
周りを整えると、かなり綺麗な感じに見えますね。
で、表面がつやつやしていますが、この段階で表面をヤスリをかけてツヤのない状態にしてしまいます。
理由はまた後で。
で、これをどうするかというと・・・
アウトステッチを入れて、カカトの積み上げ部分を作り、ラスタータイプのヒールを貼り付けます。
ここまで、もろもろ工程があるのですが、写真を撮り忘れました、すみません(苦笑)。
すでに、かかと付いています(笑)。
で、釘でラスターを固定したところですね。
もちろん、釘が必要ない程度にはしっかり接着しているのですが、紳士靴のカカトの釘は意匠としても美しいので、最低限打っておきます。
こんな感じですね。
これでも十分綺麗な仕上がりかと思いますが・・・。
表面のツヤを無くしたのは、底部分を染めるからになります。
このままでも良いのですが、やっぱり染めるときれいに見えるのです。
履いてしまえば、削れていく運命なのですが、きれいに仕上げるのは、こだわりになるかと思います。
ちなみにカカトの部分はこんな感じ。
ここもまだ染めていません。
本革の積み上げの模様が美しいですね。
いかがでしょう?
靴底を染めるとこんな感じで仕上がります。
やはり、この方が美しくないですか??
好みの問題でもあるのですが、私はこのくらいの色合いが好きです。
このカカトや靴底部分の切り口の美しさがお分かりになるでしょうか??
革の表面は染めているとはいえ、革の積み上げの模様が残る透明感のある染め方。
べっとり染めてしまうと、本革の良さが消えてしまいます。
この、独特の風合いは、合皮や合成ゴムでは出せない革の美しさかと思います。
いかがでしょうか??
何度も言います、美しい(笑)!!
まあ、私のこだわりであって、これをお客様に押し付けるきは毛頭ございません(笑)。
ぱっと見て、あ、きれいに仕上がっているなと思っていただければ大満足でございます!!
こちらのお修理
レザーオールソール、ラスターヒール仕上げ。
13824円。
お時間が、2週間程度いただきます。
実用的にはゴム底のほうが良かったりもしますが、やっぱり革底は美しく仕上がります。
一長一短がありますね。
是非お気軽にご相談くださいね、出来る限りお客様のご要望にお答えできればと考えております!!
それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!