2014年7月14日月曜日

OTSUKA M-5 トゥスチール!

皆様こんにちは!!
西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!

暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか??
心なしか、外を歩いている人が少ないように感じます。
夕方からはいくらか、涼しくなるのでしょうか??
皆様のご来店を首を長くしてお待ちしております(笑)。

では、きょうはこちら!!
 今日はこちらの、モンクストラップの靴です。
非常に良い感じですね。
こちら、OTSUKA M-5。
日本のメーカー、大塚製靴のブランドとなります。
『日本人にとって本当に履き良い靴』を作るという理念を140年間守り続けているブランドです。
文句なく良い靴です。
私が紹介するのも気が引けるくらいです(笑)。
明治15年に皇室御用達となり、皇室や家族、GHQのマッカーサー氏の靴も作られていたそうです。
日本のトップブランドなのではないでしょうか。
いつかは、欲しい靴ですね。
今ではないです、靴に負けてしまいます(笑)。


で、そんな素敵な靴がどうなってしまったかというと・・・


昨日ブログで紹介した靴同様、つま先がかなり磨り減ってしまいました。
ちょっと写真では分かりづらいですが、ウエルトギリギリのところなで、磨り減ってしまっています。

で、色々お話したところ、丈夫なスチールにして欲しいとのこと。
トゥスチールでの質問で比較的多いのが、新品でないと着けられないですか?というご相談。
そんなことございませんよ!!
そのあたりも、きちっと対応いたします。


 こんな感じでつま先のほうが、縫い目が切れているのが分かります。
ちょっと見えずらいですが、スチールをつける場所を決めてあります。

 で、こんな感じで磨り減った部分だけ革を足しました。
これが剥がれてしまうと意味がないので、しっかりと接着します。
 この写真のほうが分かりやすいですね。
斜めに磨り減ったまま、スチールをつけると、不細工なことになってしまうので、まずは一度、靴底をフラットなところまでもっていきます。

 で、スチールをつける分をピタッとはまるように、削り込んでいきます。


 ぴた。
気持ちいいくらいピッタリ収まっていますね。
もちろん、ネジでしっかりと固定します。
まだちょっと回りがはみ出してしまっています。
これを、グラインダーで削って、靴底のラインにあわせます。

 そうすると、こんな感じ。
つま先部分がスクエアトゥになっているので、それにあわせて削ります。

 前から見るとこんな感じですね。
ちなみに、OTSUKA M-5はラウンドトゥと、スクエアトゥの2種類しか基本の形がないそうです。
それが、王道なんですね、きっと。

モンクストラップの、バックルも真鍮色なので、トライアンフのスチールが違和感なく収まっていますね。

こちらのお修理、3240円。
お時間、最短1時間程度。
できれば翌日のお渡しだと助かります。

皆様の大切な靴、出来る限り綺麗にお直し致します!!
どんな些細なことでも、お気軽にご相談くださいね。

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!