2014年8月10日日曜日

靴のカカトが潰れてしまった!

皆様こんにちは!

西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!
井荻駅南口を出て頂いて、右へ。
みずほ銀行のATMの角を、環八側道沿いに左へ。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekとなっております。
お車の際は、環八側道沿いの井荻陸橋の下となっておりますので、お気をつけ下さい!!


さて。
今日は台風の影響か、朝から雨がすごいですね。
当店店内の湿度が90%超えております。
風はそれほどでもないですが、朝テレビで、竜巻に警戒してくださいとのニュース速報が流れていたので、ちょっと怖いですね。
扉もないので、いざとなったらシャッターを閉めるしかありません(苦笑。

さてさて。
今日ご紹介するのはこちら。
 メンズのレザースニーカーになります。
こちら、お客様、かなり長く履いていらっしゃるそうですが、革自体は全く問題なくしっかりした状態でした。
靴底に関してはメーカーでのオールソール交換が可能だそうで、何度か行っているとのこと。
今回、当店にご相談いただいのはというと・・・。

 お分かりになるでしょうか?
カカトの内側の芯が崩れ、踵の部分がつぶれてしまうような状態になっております。
ちょっと抑えると、グニッと曲がってしまう感じですね。

こういった時、当店ではどうするかというと。

まず、 カカトの履き口のクッションが入っているところの縫い目を外します。
で、中を除くとこんな感じ。
白いガーゼのような生地にプラスチックの細かい破片のようなものが付いているのがわかるかと思います。
コレが、崩れてきてしまった芯材になります。
靴の革の裏側と、この白い記事の間に硬い芯材があったはずです。

で、この破片を取り除くと・・・
 こんな感じになります。
そして、この革の裏側に補強に使う革をしっかりと接着します。

 こんな感じで、革を入れております。
革同士を接着することで、形もだいぶ整えることが出来ます。

 で、今回は内側にも念のため一枚革をしっかりと接着し、補強していきます。
各々をしっかりと接着することが、ポイントに成ります。
より強度が増します。

 そして、外側の補強の革は見えなくなるところでカットして、元々の縫い目にそって丁寧に縫っていきます。
見づらいですが、内側に貼った革は、長いまま余らせてあります。

 そして、縫い終わったらカッターで、あまった部分をカットすれば出来上がりです。



ちなみに内側はこんな感じ。
上のクッション部分は革を当てていません。
縫い目から下の部分になります。
 革の癖は若干残りますが、最初のようにグニッと曲がってしまうことは、ほぼなくなりました!


コレでまた安心して履いていただくことが出来るかと思います。

ヒールカウンター補強
3780円、期間が5日間程度いただきます。

メーカーで直せないというようなものも、工夫次第で補強することが出来る場合もございます。
全く同じ材料はなかったり、完全に直すといった、構造的な部分ではメーカーのお修理のほうが優れている場合も、多々ございます。
ただ、修理店でないと出来ないような補強や、修理もございます。
お気に入りのモノであれば、なお、直したいですよね。
ぜひ、お気軽にご相談ください。

皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!