2014年8月7日木曜日

フェラガモのパンプスに滑り止め。一緒にピンヒールもいかがですか(笑)?

皆様こんにちは。
西武新宿線井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!

皆様いかがお過ごしですか??
私は、この暑いのに若干太りました。
今日から元に戻します。
宣言しないと、太ってしまうので痩せる宣言です。
減量の結果も随時このブログでご紹介していきます(笑)。


さて。
いきなり、不必要な宣言から入ってしまいすみません(笑)。
興味のない方は、読み流してください!!


ということで、本題に入ります。
今日ご紹介するのはこちら!!
 フェラガモのピンクベージュのパンプス。
素晴らしい靴です。
ピンクベージュのパテント(エナメル)は見た目にも綺麗で良いですよね。
結構、私好きです、この色。


 で、今回は何回か履いた状態でお持ちいただきました。
こんな感じで、極端にはすり減っていないですね。
ですが、これくらいでハーフラバーを貼るのが、私一番おすすめかと思います。
やはり、せっかくなら革底のままの状態でも履いていただきたいですし、それが限界まですり減る前に、ハーフラバーで保護していただきたいです。

で、こんな時はいつもと同じように、まずツルツルのままだと接着剤が染み込まないので、貼り付ける部分をグラインダーで荒らしていきます。

 これは、もう接着剤をしっかりと塗布したところですね。
革にしっかり食いつくように筆でグリグリと染み込ませていきます。

 見てください、この底の薄さ。
あっという間にパテントの部分を地面にすってしまいそうですよね。

ちなみに、この手の靴、上で接着剤をつけるのに表面を荒らしますなんて、割と簡単に言っておりますが、結構な緊張感に包まれます。
グラインダーで靴底を削るのですが、ちょっと角度を間違えて、この美しいピンクベージュのパテントに傷でもつけたらと思うと・・・。
想像するだけでも恐ろしいです。
『逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ・・・・そう逃げちゃダメだ』
そんな碇シンジ君のセリフを反復しながら、いつも作業をしております。

 で、ハーフラバーをしっかりと接着し、周りをグラインダーで整えます。
こちらも同じように、パテントをすることは許されません。
当たり前ですが(笑)。

 で、仕上がるとこんな感じです。
ちょっと、黄色っぽく見えますが、実際はもう少し違和感ない感じに仕上がっております。

 カカトも減っていたので、ピンヒールも新しいゴムに変えてあります。

コレでまた、安心して履いていただくことが出来るかと思います!!

こちらのお修理、
ハーフラバー1944円
ピンヒール972円
合計2916円となっております。

お時間は20分程度いただければ仕上げられると思います。

パテントに限らず余計なところを傷つけるような事なく、常に細心の注意をしながら作業しております。
お客様の大事な靴、出来る限り綺麗に仕上げていきますので、是非大船に乗ったつもりでお預けください(笑)。

『別れぎわにサヨナラなんて悲しいこと云うなよ』
はい、いつも言っておりませんね(笑)。
私は暴走しないのでご安心ください。

それでは皆様のご来店お待ち申し上げております。