2014年8月8日金曜日

レペットの靴底が外れた!

皆様こんにちは。
西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです。

皆様いかがお過ごしでしょうか??
私、今日も全力で汗をかいております。
夏バテまっしぐらです(笑)。
しっかり食べて、ちゃんと寝て、なんとか暑い夏を乗り切っていこうと思います!!

さて。
今日は、何度かご紹介しているこちら!!
 メイドインおフランスのバレーシューズ、repettoです!!
ぺったんこシューズの代名詞とも言える存在ですね。

で、今回こちらがなんと

 カカトの方の靴底が外れてしまいました。
くじらが口を開けたみたいになってしまっております。

今回はコレを縫いつけ直します。
レペットのバレーシューズは作りが特殊です。
いわゆる靴のように釣り込んで、木型の形に合わせてから靴底をつける方法じゃないと思います。
どちらかと言うと、バッグに近いです。
縫ってから、ひっくり返して、形にしていきます。

ということで、まず靴をひっくり返します。
というか、裏返します。
 靴底も薄く、カカトの芯も入っていないので、こんな感じで裏返すことが出来ます。

で、この段階で外側に糸は見えるのですが内側の縫っているところが見えません。

 スポンジを外すと、その下に切り込みが見えました。
コレを、マイナスドライバーを使って広げていきます。

そうするとこの溝の中に、糸が見えました。

 これ、隠れていた糸を引っ張りだしたところですね。

 ちなみに、カカト外してあります(笑)。


 後は、靴の外側のエナメルの革と、靴底の溝の中に開いている穴を利用して、一針一針、しっかりと縫い付けていきます。

どうでしょう?溝の中で縫ってあるのが見えるかと思います。


 しっかり縫い付けたことを確認してから、マイナスドライバーで起こした溝をしっかりと接着し直します。

 もちろん、カカトも忘れず付け直します。

 いかがでしょう?開いていた口が完全にふさがりました。
元々縫ってあった穴を利用するので、ほぼ完全に形が崩れることもなく修復することが出来ました。

中のスポンジを新しいものに変えて、中敷きを貼り直せば出来上がりです。

あまり、多いお修理ではないですが、こんな修理も出来たりします!
お気軽にご相談くださいね!!

お値段、片足2160円。
期間が、5日間程度頂きたいです。

レペットとても人気ですね。
持ち込んでくださったり、送られてくる量が多いです。
ぜひお気軽にご相談ください!!!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております。