2014年8月29日金曜日

靴を染め直す。靴磨き。

皆様こんにちは!!
西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!

井荻駅南口を出ていただき、右へ。
環八の陸橋をくぐったら、みずほ銀行のATMの角を環八側道沿いに、左へ。
ドラッグストアぱぱす、焼き鳥屋さん、当店doekでございます!!

ちなみに、その隣はタコ焼き屋さん「はるちゃん」となっております。
間違いなく美味しいです(笑)。
関東のタコ焼きとは、ちょっと違う本場?大阪の味ですよ。
お近くにお寄りの際は当店とともに是非(笑)。


さてさて。
今日ご紹介するのは、タコ焼きはるちゃんではありません(笑)。
こちら!

 ブルーのタッセルローファー。
格好いいです!!
割りと私、ぽてっとした、靴を履きがちなのですが、こういうシュッとした靴もやっぱり格好良いですよね。
ですが、元々はもっと全体に綺麗な青だったとのこと。
今回は、黒にしてもらいたいとの事でした。
ですがですが、元と違う色に染めると、退色し始めた時にムラになりがちです。
かといって、顔料で塗ってしまうには、ちょっと勿体無い革の雰囲気でした。
そこで、青というよりも、しっかり濃いネイビーに仕上げていくことを提案して、ご了解くださいました。
もちろん、出来る限り革の良さを残したいので、染料で染めていきます。

顔料にせよ、染料にせよ表面に油や蝋分が残っていると定着が悪くなるので、まず全体にしっかりとクリーニングをします。
水でジャブジャブ洗う場合と、シンナー等の溶剤を使って根こそぎ落としていく場合と、様子を見ながら進めていきます。
今回は、ほぼクリーナーとシンナーで行きました。


 この写真は、タオルにネイビーの染料を着けて塗りこんでいるところです。
塗った所にしっかり染み込んでいるのが、わかるかと思います。
ここまで、すっと染みこむ様になっていれば、順調です。

で、染み込ませては乾かす作業を3回ほど繰り返すと・・・

 こんな感じ。
写真だと黒い靴みたいに見えますが、結構まだ青いです。
 蝋分はほぼ落としているので、ツヤ感がありませんね。

この状態から、ペネトレイトブラシを使ってしっかりと、黒の靴クリームを塗りこみました。
不覚にもその写真を撮り忘れています。
黒のクリームを塗ったからと言って、革が完全に黒くなることは、ほぼありません。

で、全体に靴クリームをしっかり塗りこむことで、栄養補給をしてあげて、最後に同じく黒の油性ワックスで、全体にツヤ感を出してあげると・・・

 いかがでしょうか?
つま先に行くにしたがって、より黒く、つややかに仕上がっているのがわかるかと思います。

ちなみに側面からカカトの方にかけても、しっかりツヤを出してあります。
グッと、全体に深い色合いになり、ツヤ感もまして、さらに格好良うくなったと思いませんか!??
我ながら、いい仕上がりだと思います(笑)。

こちらのお修理、3240円。
時間が3日程度頂きます。
在庫で染料の色合いが合わない場合、取り寄せとなりますので、お時間を頂く場合がございます。


全く違う色にする場合、どうしても顔料を使うことが多くなってしまいます。
それに比べて、同色で染料を使える場合、自然に深みを出すことが可能です。
もちろん、元々の革の表面処理があまりされていない革に限りますが・・・。

その辺り含めて、どういった感じの作業が良いかもご案内いたします!!
ぜひお気軽にご相談くださいね!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!