2014年8月28日木曜日

クレープソールのオールソール交換。

皆様こんにちは!!
西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!

突然、気候が秋めいて、ちょっと驚きましたね。
気をつけないと身体がびっくりして、調子を崩しそうです。
靴修理もだんだん、秋っぽいアイテムが増えてくるので、意外と季節を感じるんですよ!!
皆様、ブーツの準備はお済みですか??
いつでもお修理いたしますので、お気軽にお持ち下さいね!!


さてさて、今日ご紹介するのはこちら。
 メンズ、カジュアルブーツのド定番、クラークスのデザートブーツになります。
ちょっとお洒落したいな、なんていう時は、是非履いていただきたい靴ですね。
極端な事を言えば、それまでスニーカーしか履かなかった方が、同じ服装で足元にスエードのデザートブーツを履くだけで、カジュアルだけど、グッとお洒落感が出る便利アイテムです。

で、そんな定番ブーツがどうなってしまったかというと。
 靴底がかなり減ってしまっています。
カカトは、もちろん、前の方も穴が空く寸前な感じです。

ちなみに、このクラークスの底の材料「生ゴム」なんて言われる天然のゴムが使用されております。
油に弱いなんて弱点もありますが、心地良い弾力性と、意外とずっしり重い安定感があります。
あと、私の経験から言うと、乾いた路面でのグリップ力は割りと強い方なのですが、濡れたタイルのような地面は非常にすべります。
近所のコンビニの出口で何度、転びかかったかわかりません(笑)。


で、作業にもどり・・・
 こちら、靴底の生ゴムをグラインダーで削っている所。

で、元々縫ってあった4ミリ程度を残して、すべて削り落としたのが、こちらの写真。
アッパーと生ゴムが縫い合わせてある糸が見えるかと思います。

この生ゴム、温めると柔らかくなりベタつき、接着剤など着けなくても、下駄箱の中で右足と左足がくっついてしまうなんてことも、しばしば。
そんな、靴底をグランダーでガンガン削るとどうなるかというと、当然ベタベタの削りクズ?が大量に出ます。
で、私、その削りクズを掃除するのが割りと好きなんです。
全然、修理とは関係のない話で、すみません(笑)。
結構快感なんです、その動画がこちら!!


いかがでしょう?この一気に削りクズが剥がれていく感じ。
コレが好きです(笑)。

最後丸めてボールのようにして弾ませてますが、これはどうでも良いです(笑)。
ただ、生ゴムの靴底の弾力性はわかっていただけるかなと思います!!!


 で、掃除を終えたら、新しい生ゴムの靴底を組み立てていきます。
本当に接着剤がなくても着くのですが、ちょっと申し訳ない気もするので、ごく薄く接着剤を着けて組み立てていきます。

 もちろん、かかとも着けます。

 で、最終的に周りを整えると、こんな感じになります。

いかがでしょうか?
これでまた安心して履いていただくことが出来るかと思います!!


こちらのお修理、オールソール、ゴム交換
9720円いただいております。
お時間が、2週間程度。

これで、この秋も安心ですね!!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!